23坪5名オフィスレイアウト：少人数だからこそ贅沢に「人」を中心に考えたオフィス

このオフィスレイアウトは、7約32坪の広さを活かし、わずか5名の利用を想定した、非常にゆとりある設計がなされています。少人数であっても「業務効率」と「快適性」を高い次元で両立できるように、空間ごとの用途が明確にゾーニングされている点が特徴です。以下、各エリアのポイントを解説していきます。

■入室動線とエントラスのゆとり
エントランスを入るとすぐに「Entry hall（エントリーホール）」が設けられており、来訪者を迎える緩衝エリアとして機能します。ここがあることで、執務スペースとの心理的・視覚的な距離が確保されており、オフィスのプライバシー性や落ち着いた空気感を保てる構造になっています。

■ フォーマルとカジュアルを分けた「ミーティングルーム」「ミーティングコーナー」
左側には個室型の「会議室」が配置されており、クローズドな商談や打ち合わせに対応。一方で、中央やや右に配置された「ミーティングコーナー」は、オープンなレイアウトで設けられており、気軽な社内ミーティングや雑談、ブレストの場として活用しやすい空間です。この“フォーマルとカジュアルの分離”は、目的ごとに場所を使い分ける現代的なオフィス設計の好例といえるでしょう。

■ ワークスペースは1人ずつのパーソナル空間を重視
右奥の「Working corner」は3人分のデスクが余裕をもって配置されています。特に注目すべきは：
デスク間の距離が広く、互いの作業を妨げない独立性が保たれている
窓側に面しており、自然光が入る明るい配置
背面側にはラテラルキャビネットが並び、収納力も十分確保
まさに、“ひとりで集中しながら、時々話せる”理想的な距離感が生まれる設計です。

■ 男女別ロッカールームがある高機能設計
この規模のオフィスにしては珍しく、ロッカー室が男女別に完備されている点は注目に値します。社員の働きやすさや多様性への配慮がうかがえ、清潔感・快適性を担保しつつ、企業としての信頼感も演出できます。

■少人数だからこそ贅沢に、「人」を中心に考えたオフィス
このレイアウトは、3名という少人数に対して「ゆとり」と「快適性」「業務効率」「プライバシー」「動線整理」を徹底的に追求した設計です。働く環境にこだわる企業や、長く定着してもらいたい社員がいるチームにとって、非常に理想的なオフィス空間といえるでしょう。