32坪 18名オフィスレイアウト事例:「コミュニケーションの促進」と「集中環境の確保」が共存

このオフィスレイアウトは、コンパクトな空間の中に多様なワークスタイルを取り入れ、「社長室」「執務室」「フリースペース」「会議室」「ソファスペース」「ワークスペース」といった用途別ゾーニングが非常にバランス良く構成されたデザインです。

■社長室が“閉じずに開いている”レイアウト設計
社長室が中央に配置されており、執務エリアやフリースペースと近接していますが、壁と扉によってしっかりと独立しています。とはいえ、執務空間の中心に位置していることで、社長が社員と自然に関わることのできる距離感が生まれており、トップダウンの指示型ではなく「共に働く」という姿勢を感じさせる構成です。

■ワークスペースの効率性と快適性の両立
ワークスペースは壁沿いに横並びで4席が配置されており、窓からの採光を活かしながら集中して作業ができる設計になっています。全員が壁向きであるため集中力を妨げられにくく、“静”の空間としての質が高いのが特徴です。
また、背後にはフリースペースが控えているため、ワーク→打ち合わせ→戻って作業という自然な流れを実現できます。このように、作業とコミュニケーションのメリハリがきいたレイアウトは、ハイブリッド勤務や多様な働き方を支援する現代的な考え方にフィットしています。

■来客対応とセキュリティの設計
受付から8人用会議室へはほぼ直線でアクセスでき、外部の来訪者を執務空間に通すことなく案内可能な構成です。これは情報漏洩防止やプライバシー確保に有効でありながら、ホスピタリティも損なわない理想的な導線です。

このレイアウトの魅力は、「コミュニケーションの促進」と「集中環境の確保」が共存している点です。固定的で画一的なオフィスとは異なり、あらゆるワークスタイルに柔軟に対応できる空間が散りばめられています。導線の自然さ、空間の切り替えやすさ、居心地の良さ——これらのバランスが取れており、小規模ながらも洗練されたオフィスレイアウトの好例といえるでしょう。

坪数でオフィスレイアウトを探す

人数でオフィスレイアウトを探す

Trending Topics
  • 成長企業・エニワン株式会社が「共創型オフィス」を実現した背景
    成長企業のオフィス戦略
  • 成長企業・アルコ株式会社が仕掛けるオフィス戦略──社名変更と本社移転から読み解く企業変革の本気度
    成長企業のオフィス戦略
  • オースタンス、創業の地・五反田に本社を移転 ── 対話の起点となるオフィス戦略
    成長企業のオフィス戦略
  • コンテンツ産業の未来を育む拠点:TCIC、中野坂上への仮移転と支援強化の意義
    スタートアップ
  • 鉄鋼商社が描く、サステナブルなオフィスの未来:伊藤忠丸紅鉄鋼の挑戦
    成長企業のオフィス戦略
  • スタートアップの成長を支えるオフィス戦略:M&Aドットコム、WeWork オーシャンゲートみなとみらいへ本社移転
    成長企業のオフィス戦略
  • 九電工が描く未来志向のオフィス戦略──天神に新本社移転、その狙いと働き方改革の本気度
    成長企業のオフィス戦略
  • 三井倉庫グループが移転「交流と刺激による変革」東京地区の本社機能の統合・移転
    成長企業のオフィス戦略
  • 工場移転で使える補助金・助成金の完全活用ガイド
    工場の移転
  • 小規模な倉庫引っ越しの費用・流れを解説~トランクルームの活用法まで
    倉庫の移転
New Partner

関連する投稿がありません。

ご利用料無料で
“コスパ×効率化”
なオフィス移転

オフィス移転に関するご相談・お見積りはすべて無料!
レイアウト設計から引越し・内装・原状回復、さらに不要なオフィス家具の買取まで、オフィス革命がトータルで対応します。
プロの視点でコスト削減をご提案し、「まるっと丸投げ」で効率的に移転が完了。
移転担当者さまの負担を最小限に、スムーズなオフィス移転を実現します。

アドバイザーに相談する
2025 OFFICE-KAKUMEI.JP P-PATA CO.,LTD.ALL Rights Reserved.