20坪6名オフィスレイアウト事例：チームワークを重視した座席構成

1. 入りやすさと安心感を重視した「Entry hall」
オフィスの入り口は右上にあり、エントリーホールを通じて内部にアクセスします。このスペースは、来訪者がまず足を踏み入れる場所として、シンプルかつ安心感のある導線となっており、業務エリアと受付機能を緩やかに分けています。

2. 「Meeting room」は自然光と隣接し、開放感ある空間に
エントリー近くには会議室が配置されており、プライバシーを保ちつつも外光の入る位置に設計されています。明るく落ち着いた雰囲気で、クライアントとの打ち合わせや社内会議が行いやすくなっています。また、ミーティングテーブルの周囲にはゆったりとスペースが確保されており、移動や資料の広げやすさにも配慮されています。

3. 中央の「Working room」は機能性と開放感のバランスが絶妙
中央に大きく展開する「Working room」には、対面式のワークデスクが配置されており、チームワークを重視した座席構成になっています。4人×2列の構成は、作業集中とコミュニケーションの両立に最適で、対面での相談や意見交換がしやすい環境です。さらに、広く確保された通路スペースと左右の空間が、オフィス全体に「余白」のゆとりを与えており、圧迫感のない設計となっています。

4. 「キッチン」「トイレ」など生活機能もワンエリアに集約
左奥には、キッチンとトイレが隣接して配置されており、生活動線を集中させることで業務空間への影響を最小限に抑えています。キッチンにはシンク、作業台、収納などの設備が整っており、ちょっとしたランチやコーヒータイムに対応可能です。また、作業台のあるコーナーには椅子と観葉植物が配置されており、「小休憩」や「一人で考えたいとき」にも活用できる工夫が凝らされています。

5. 開放的な「Verandah」がもたらすリフレッシュ効果
オフィスの南側には「Verandah（ベランダ）」が設けられており、自然光や風を取り込める外向きの空間が演出されています。このエリアは、日常業務の合間にリフレッシュする場所としても活用でき、社員のウェルビーイング向上に寄与します。

小規模でも「働きやすい」が詰まったオフィス
このレイアウトは、スペースを無駄なく活かしつつ、働きやすさ・居心地・効率性を丁寧に設計したバランスの良い構成です。業務に集中しやすいゾーニング、来客時の動線確保、リフレッシュできる余白の設計など、小規模なオフィスに求められる要素をすべて盛り込んだ秀逸な空間といえるでしょう。