九電工が描く未来志向のオフィス戦略──天神に新本社移転、その狙いと働き方改革の本気度

目次
九州を代表する総合設備企業・株式会社九電工が、2025年5月19日に福岡市天神の新ランドマーク「ONE FUKUOKA BLDG.」へ本社を移転。
単なる住所変更ではなく、企業の中期経営ビジョン「VISION2029」の一環として、次世代に向けたオフィス戦略を本格始動させました。
“集う・繋がる・未来を創る” オフィスが果たす企業成長の起点
今回の移転で掲げられたのが「集う。繋がる。未来を創る。」というコンセプト。
これは、部署を越えたコミュニケーションの活性化と、従業員一人ひとりの主体性を促すオフィス設計思想に基づいています。
企業の持続的成長には、人材の創造性とつながりが不可欠。九電工はこの思想をオフィス空間で体現しています。

出典元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000137972.html
特に注目すべきは、約2,100坪(約7,000㎡)の大空間を活かした“間仕切りのない開放的なレイアウト”。
部門をまたいだアイデアの交流や偶発的な対話が生まれるよう、執務エリアとリフレッシュエリアを柔軟にレイアウトしています。
働き方の進化を促す“フリーアドレス制”の導入

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新本社では、全社的にフリーアドレス制を採用。固定席に縛られない自由な働き方により、自律性とチーム連携の双方を高めています。
ライブラリーコーナーやコミュニケーションスペースといった、集中と交流を切り替えられる環境も用意され、個の力と組織の力の両立を支援する仕組みが整っています。
これは、近年のオフィストレンドである「アクティビティ・ベースド・ワーキング(ABW)」や「ウェルビーイング経営」とも一致。
単なる設備の刷新に留まらず、企業カルチャーそのものを変革する意思が読み取れます。

出典元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000137972.html
成長企業に共通する、オフィスを経営戦略に組み込む発想
九電工のように、成長を続ける企業はオフィスを“コスト”ではなく“投資”と捉えています。
働く場所そのものが、イノベーションやエンゲージメントを生み出す装置になると考えているのです。

出典元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000137972.html
天神という再開発の中心地に立地を構えることで、都市の変化とともに企業も進化していく──。
このような視点は、地方都市に拠点を置く企業にとっても、成長のヒントになるはずです。

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まとめ:企業の未来を創るのは、人と場の力
DXや脱炭素、人口減少といった変化が加速する中、企業が未来に挑戦し続けるには、“人と場”をどう設計するかがカギとなります。
九電工のオフィス移転は、従業員の自律性・創造性を引き出し、企業価値を高めるための戦略的布石。
これからのオフィスは、「働かせる場所」から「働きたくなる場所」へ。九電工のオフィス戦略は、その最前線を示しています。

出典元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000137972.html
企業情報
会社名 | 株式会社九電工 |
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所在地 | 福岡市中央区天神1-11-1 ONE FUKUOKA BLDG. |
代表者 | 代表取締役社長 清家 忠文 |
設立 | 1944年9月 |
事業内容 | 電気・空調・給排水衛生・情報通信など各種設備工事の設計・施工・保守 |
URL | https://www.kyudenko.co.jp/ |