三井倉庫グループが移転「交流と刺激による変革」東京地区の本社機能の統合・移転

目次
三井倉庫グループが推進する“人的資本経営”とオフィス戦略──ABW導入で組織力最大化へ
三井倉庫グループは、2025年5月12日、東京地区に所在するグループ5社の本社機能を「MSH日本橋箱崎ビル」に統合・移転しました。
この移転は、人的資本経営の推進を目的とし、職場環境の改善、働き方改革、グループ一体化の強化を図るものです。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000063522.html
オフィス移転の背景と目的
三井倉庫ホールディングス株式会社は、「人的資本経営の推進」をマテリアリティとして掲げ、多様な人材の活躍による最適な物流サービスの提供と組織力の最大化を目指しています。
これまでにも、老朽化した物流現場の事務所改修やフレックスタイム制の導入など、職場環境の改善と働き方改革を進めてきました。
今回の本社機能の統合・移転は、これらの取り組みの一環として実施されました。
新オフィスでは、事業会社の垣根を超えた従業員の交流を促進し、意思決定の迅速化による効率的なグループ経営を推進することを目的としています。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000063522.html
新オフィスの特徴コンセプト:「交流と刺激による変革」
新オフィスは、「交流と刺激による変革」をコンセプトに掲げ、以下の4つのキーワードを基にエリア分けとレイアウトを行っています:
- シームレス:部門や役職の垣根を越えた連携を促進
- オープン:情報共有と透明性のあるコミュニケーション
- チャンス:新たなアイデアやビジネスチャンスの創出
- アクティブ:自発的な行動と積極的な働き方の推進
Activity Based Working(ABW)の導入
新オフィスでは、Activity Based Working(ABW)方式を採用しています。
これは、従業員が業務内容に応じて、集中エリア、社内打ち合わせエリア、ラウンジなど、最適な場所を柔軟に選択して働くことができる働き方です。
これにより、従業員の自律性と生産性の向上が期待されます。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000063522.html
社員ラウンジ「箱崎CROSS」の設置
新オフィスの象徴的な場所として、グループ従業員が利用できる社員ラウンジ「箱崎CROSS」を設置しました。
「交わる」「かかわり合う」という意味を込めて名付けられたこのラウンジは、事業会社の垣根を超えた交流の機会を増加させ、活発なグループ間共創の起点となることを目指しています。
企業成長を支えるオフィス戦略
三井倉庫グループのオフィス戦略は、単なる物理的な移転ではなく、企業文化の変革と組織力の強化を目的としています。
新オフィスの導入により、従業員のエンゲージメント向上やイノベーションの創出が期待され、企業価値の向上につながると考えられます。
また、ABWの導入や社員ラウンジの設置など、柔軟な働き方とコミュニケーションの活性化を促進する取り組みは、現代のオフィストレンドにも合致しています。これらの施策は、従業員の多様なニーズに応え、持続可能な成長を支える基盤となるでしょう。
まとめ
三井倉庫グループの本社機能の統合・移転は、人的資本経営の推進とグループ一体化の強化を目的とした戦略的な取り組みです。
新オフィスの導入により、従業員の働き方やコミュニケーションの在り方が変革され、企業の持続的な成長が期待されます。
今後も、三井倉庫グループのオフィス戦略に注目が集まることでしょう。
移転対象会社
・三井倉庫ホールディングス株式会社
・三井倉庫株式会社
・三井倉庫エクスプレス株式会社
・三井倉庫ロジスティクス株式会社
・三井倉庫サプライチェーンソリューション株式会社
企業情報
会社名 | |
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所在地 | 〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町19番21号 MSH日本橋箱崎ビル |
代表者 | |
設立 | |
事業内容 | 当社グループは1909年の創業以来115年以上にわたり、物流サービスの提供を通じて社会の進化およびお客様の事業を繋いでまいりました。今後も変化の激しい事業環境に対応すべく、本移転を機にさらなるグループ経営の強化を図り、グループビジョン「いつもも、いざも、これからも。共創する物流ソリューションパートナー」の実現に向けて挑んでまいります。 |
URL | https://www.mitsui-soko.com/ |